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2004年、信州大学工学部建築科修士課程で古建築を学んだ3人が小布施堂の支援のもとで新しい建築会社を立ち上げました。これが株式会社「修景事業」です。「修景事業」では、古民家の再生というより、古民家の“修復”を目指しています。
古民家の再生は社会的にも評価され、また古建築やその部材の市場も成立しつつあります。その一方で、古民家がその集落から移築されてしまうケースがほとんどで、その場で修復され、しかも内部空間はリニューアルされるような古建築の修復は行われていません。
その結果、美しい農村集落の消滅が進んでいます。これに歯止めをかけることが「修景事業」の使命です。そのために「葛屋根」(茅葺きや麦藁葺きの屋根のこと)の葺き替えや、古瓦の収集、本格的な壁塗りなどはもちろん、農家のたたずまい保持に必要な植栽や土工事や石垣積みなど、広範囲な技術と情熱を培っています。
現在まで、旧松沢邸の茅葺き屋根の葺き替え工事を手始めとして、桝一客殿の工事全般や写真館再生工事などに携わりました。少しでも小布施を中心とした地域の景観の保持や修景を図りながら、施主である住み手の生活を本当の意味で豊かで健康的なものにしようと、意思と意欲を持って取り組んでいます。
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